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第8章-126話

Category - 第8章
エミリーはニュースを食い入るように見続けていた

一向に瑠璃の名前が出てこない

いなかった訳はない

確実に自分がバスから降りた時にはまだ乗っていたのだ

それに横をリムジンで通り過ぎた時、バスから投げ出されたのか地面に倒れていたのは瑠璃だと思う

それならどこかの病院に運ばれて治療されているか、遺体となって収容されているか

学生なのだから身分証明書を必ず持っているはずだ

身元がわからない訳はない

それに…キースは知っているのだろうか

教えてあげたほうがいいのだろうか

そうしたら感謝される…?

キースが自分を目に止めてくれる?

けれどキースの連絡先は知らない

リリィが知っていた番号は変更されたと言っていたはず

だったらエドワードなら

エドワードに伝えておけばキースに伝わる

ただ偶然に事故を見かけたと言えば良いだけだ

瑠璃がバスに乗るのを見たと言えばいい

エミリーはそう思いたってエドワードに電話をかけた

「もしもし…エドワード様…?」

数回のコールの後エドワードが出た

『ああ、エミリーさん』

いつのなく急いでいる気がする

「あの…」

『申し訳ありません。今緊急な用事で急いでいます』

「あ…シュル=メールの事故ですか…?」

『ええ、よくご存じで。大変な事故で…僕の大切な友人が乗っていたようです』

大切な友人…

『至急病院に向かいますので今日は失礼します』

エドワードはそう言うと電話して切ってしまった

大切な友人…

エミリーはもう一度心の
中で呟いた

それって…あの子の事?

エドワードが瑠璃が事故にあったことを知っていた

そして王子自らが病院に向かう?

当然キースも知っているということか

瑠璃は生きているのか…どこにいるのか…

テレビの画面には相変わらず死者と負傷者の名前が表示されていく

まだ瑠璃の名前はない

重傷者の中にグレンダの名前が出てきた

あの時瑠璃を横にいたはず

そして倒れていた瑠璃に這って行った

重傷だったのに瑠璃の元に行こうとしていた

そんな行為もジリッとエミリーの胸を針が突き刺す

たかが一友人が自分を省みず動く

一国の王子が駆けつけようとしている

立場の振り幅が大きいのにどちらも瑠璃を向いている

この場に及んでまだエミリーの心に嫉妬という感情が渦巻きはじめていた

そんな時…携帯がなった



アンドリューからだった



~つづく~




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Category - 第8章

1 Comments

オババ  

たかが一友人と思うから貴女に本当の友人がいないんだよ!まっ、人柄の違いだね🎵ゼンさんだって本編で言ってたじゃん「どれだけ高い身分を持ち、どれ程沢山の財産を持っていても心根が貧しければ意味がありませんよ」って。

さて、アンドリューに瑠璃ちゃんが乗ってたこと言うのかな?

2020/08/11 (Tue) 10:39 | REPLY |   

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