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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-127話

Category - 第8章
アンドリューからの電話を取るとエミリーは真っ先に瑠璃の事を伝えた

「キース様の彼女が乗っていました!彼女はどうなったのですか?ううん、その前にアンドリュー様は彼女が乗っていたことは知っていたんですか!?」

矢継ぎ早に捲したてるエミリーにアンドリューは暫く沈黙していた

「アンドリュー様!?」

『なるほどね…』

「なにがですか?!」

『先程シャルル王城からプライベートヘリが飛び立ったと報告がありました

同時にリバティ城からもね』

「リバティ城からも…?」

『つまり貴女のおっしゃった通りキースの恋人はこのバスに乗り合わせていた

そしてそれがキースに伝わり、エドワードが動いたという事でしょう』

「アンドリュー様は…彼女が乗っていたことは…」

『さぁ…私の予言の中には含まれていませんでしたね』

だったら本当に自分を脅す為だけにこの事故を起こさせたのか

『…実に興味深い』

アンドリューはそう言うと電話の向こうでくくくっと笑い声を立てた

『貴女は今まことしやかに噂されているリバティの都市伝説をご存知か?』

「なんですか…都市伝説って…」

『キースのお妃候補になると次々と事故や病気になるというのですよ…

実際自らが命を絶った令嬢も病気になって表舞台から消えた者もいる

ほら、貴女の妹もそう

そして今回の事故だ

実に興味深いではないですか』

「そんな…!」

リリィの病気は嘘だし

瑠璃の事故は…

『ああ、今部下から報告がありました

キースの恋人は早い段階で病院に搬送され処置を行った所、シャルル王室より要請があって王族専用の病院へと搬送されるようですね』

「王族専用病院…」

『我々6ヶ国の王族しか入れない特別な病院です

身分が違う者同士が一緒の空間にいると何かと面倒なのでね』

アンドリューが小さく笑う

王族専用…

そこは例え王族に継ぐ身分の高いマグレイン家であっても入れない病院だった

そこに瑠璃を運んだ?

王族でも貴族でもない庶民を?

それをキースがエドワードに要請して、エドワード自らが指揮して王族専用病院へ運び…そこにリバティからキースがプライベートヘリに乗って駆けつけてくるのか

なぜ…そんな扱いになるの?

私があのまま乗っていてケガをしていたら…






…その他大勢と一緒だった…




今頃戦場のようになっているだろう救急病院の1つに運ばれて

自分が乗っていたと証言する友人もなく

身分証明書で照合されるのに時間がかかり

家族に知らされるのはずっと後で

エドワードが知るのは更にずっとずっと後で

キースは知ることもないだろう





改めて自分と瑠璃の立場の違いを思い知らされて

エミリーはがく然とテレビの画面に目をやった



~つづく~




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Category - 第8章

1 Comments

オババ  

なぜって、キースに愛されて5ヶ国の王子に認められてるからv(・∀・*)悲劇のヒロインぶって努力もせずに他力本願で、なのに勘違いも甚だしい隠れ腹黒が誰に選ばれる?

2020/08/12 (Wed) 11:00 | REPLY |   

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