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第8章-128話

Category - 第8章
あの日の事をリュークは鮮明に覚えている

キースは公務に追われていつつも充実した日々を送っていた

この忙しさを乗り切ればほんの少しだが休暇が取れる

そうすればシャルルまで瑠理を迎えに行って束の間のデートができる筈だった

「シャルルの爺様の別荘は綺麗になっているんだろうな」

書類に目を通しながらもキースはリュークに指示をする

「はい。古くなっていた部分は新しくリフォームして最新のものに変えてあります」

シャルルの別荘は先代国王クラウスが建てたもの

その後息子ジェームス国王に引き継がれたがあまり使われることなく、引退したクラウスとアレック、フレディの3人だけで余暇を楽しんでいた

それもクラウスが亡くなると使用される事がなくなり、たまにメンテナンスされるだけとなった

キースがシャルルの大学に通う瑠璃と付き合い出すようになってこの別荘を思い出したのだ

ゆっくりと2人で過ごせて、パパラッチをかわし、気を使う事なく過ごすには別荘がいい

シェフも呼んで好きな物を好きなだけ食べさせてやりたい

誰にも気兼ねなく…

そんな計画を練りながらいたあの日

リュークはキースの公務室に入ろうとしたその時、部屋の中から大きな声が聞こえて来た

「キース様?!どうかされましたか!?」

ただならぬ声にリュークは躊躇なく飛び込んだ

「瑠璃が…事故にあった!」

「えっ…!」

「リューク!すぐにシャルルに行く!ヘリを出せ!」

「かしこまりました!」

リュークはヘリの手配をしながらキースと共に全速力でヘリポートに走った

まさしくドクターヘリ出動のようにホバリングを始めたヘリにキースとリュークは駆け込んだ

「出ます!扉をしめてください!」

操縦席にはランスロットがスタンバイしており、宙に浮きながらリュークが扉を閉める

「キース様、どこの病院に向かえば…」

ランスロットが後ろを見ながら聞く

「取り敢えずシャルルの王族専用病院へ向かえ!」

キースの決断にリュークが首を傾げる

「エドワードならそこに搬送させるはずだ!」

「かしこまりました!確認します」

リュークは窓の外を睨みつけているキースを横目で見ながらルイスと連絡を取り合った

「キース様!わかりました!瑠璃様は王立病院に搬送されています!ただ、すぐに王族専用病院に移すのは危険かと」

「危険…?」

「取り敢えず空港に降ります!ルイスさんが車を空港に手配してくれるそうです」

「移動が危険な状態だって言うのか!」

「わかりません!とにかく向かいましょう!」

珍しく戸惑いと焦りが見えるキースを見て逆にリュークが冷静になる

そうしてシャルル空港に降り立つとすぐにルイスが用意した車に乗って瑠璃の運ばれた王立総合病院へと車を飛ばした




そこは戦場だった…



~つづく~




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Category - 第8章

2 Comments

リューク  

俺もできまぁーすヽ(´▽`*)ゝ←どや顔

2020/08/13 (Thu) 10:38 | REPLY |   

オババ  

ランスロット、ヘリ操縦出来るんだ?!スゲー(*゚∀゚人゚∀゚*)♪

休暇を楽しみにしてたのに壊されてしまったんだ😞瑠璃ちゃん待ってていまキースが行くからo(・ω・o)

2020/08/13 (Thu) 10:16 | REPLY |   

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