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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-129話

Category - 第8章
本当だったら王立総合病院の屋上のヘリポートに直接降りたかった

けれどもこの大事故でドクターヘリが地上のヘリポートも屋上のヘリポートも使用している

その順番を待つより車を飛ばした方が早かった

しかし病院の近くに来た時には今度は救急車の多さで混雑していた

「リューク!走るぞ!」

「はい!」

リュークも躊躇なく車から飛び降りた

キースと2人して病院まで走り出す

病院のまわりは騒然としていた

救急車の渋滞

直接車で運ばれてきた者もいる

病院の前にブルーシートが引かれる有様だ

「な…なんなんだ…ここはシャルルだぞ…!」

キースが思わず声を荒げた

もっと整然と機能的に緊急の処置が取れないのか

トリアージュができていなければ助かる者も助からない

「キース様!」

リュークが非常口からの動線を確保して声を掛ける

「瑠璃様はICUです!」

「ICUだと…?」

そんなに危険な状態なのか?

「こちらです!」

病院の中は更に戦場だった

その中をキースとリュークは突っ切っていく

そしてたどり着いたり先には…

手術を終えICUの中で他の重傷者と共にベッドに横たわる瑠璃の姿があった

「キース様」

茫然と立ち尽くすキースに声をかけたのはルイスだった

「最上階のVIPルームを確保致しました

シャルル城の宮廷医も連れて来ております

後ほど容態が落ち着き次第移動できる手筈は整っております」

「そうか…」

「可能であればそのまま王族専用病院へ転院いただけます」

「ああ…頼む」

「いつでもお声掛けください。全力でサポートさせて頂きます」

ルイスはそう言うと頭を下げた

リュークも思わずルイスに深々と頭を下げていた

ルイスの敏速な手配がなければ瑠璃は多くの重傷者と一緒に治療を受け、キースが近寄る事も出来なかったらだろう

それに王立総合病院の医師を引き抜くのではなく最初から宮廷医を連れて来ていた

瑠璃の為に他の重傷者が手薄にならないための配慮でもある

その後意識は戻っていないものの容態が安定した瑠璃は最上階へと移された

瑠璃の手を握ってずっと祈り続けるキースの姿を見てリュークは思う

絶対に瑠璃を死なせてはいけない

瑠璃はキースが心から愛した女性だ

おそらく生まれて初めて心の底から…

瑠璃こそがキースのプリンセス

未来のリバティ王妃であるべきなのだと今まで漠然と思っていた気持ちが固まっていった

だからこそ…



「絶対許さない!キース様が許したって俺が絶対許さないからな!瑠璃様を傷つけた奴ら全員同じ目以上に合わせてやるから!!ぶっ殺してやるっ!」

ジャンに取り押さえられながらもリュークはニーナに怒鳴り続けていた



~つづく~





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Category - 第8章

3 Comments

オババ  

キャー(*゚∀゚人゚∀゚*)♪城主様素敵🎶お願いします絶望を奴等めに( ノ;_ _)ノ

2020/08/14 (Fri) 22:07 | REPLY |   

chika  

もちろん(*^▽^*)許しませんわよ🎵うふふ

2020/08/14 (Fri) 13:31 | REPLY |   

オババ  

キースが許すことはないけど……リュークの怒りも相当なもんだよね🎵そりゃ、生涯独身を貫くのは瑠璃ちゃんが好きだったからだもんね(*´艸`*)

さて、アンドリュー がエミリーを脅すためにおこした事故というのは分かったけど、元々アンドリューがキースを陥れるための計画の一部なわけだからアンドリューに協力した人物はもれなく怒りの対象になるよね……エミリーはどうなる?今は全てを失った被害者って立ち位置だけど違ってくるよね?

2020/08/14 (Fri) 10:14 | REPLY |   

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